手ぬぐいと石鹸

ふと思い立って Amazon で 2 枚の日本手ぬぐいを購入した。別に懐古趣味ってわけじゃないんだけど、ふと。

その手ぬぐいで風呂に入ってみた。いつもの液体のボディソープじゃなくて、固形石鹸を手ぬぐいで泡立てて身体を洗ってみる。最初のイメージというか、子供の頃の記憶ではあんまり泡立ちはよくなくて、いまどきのナイロンタオルの泡立ちの良さとゴシゴシ洗った感じのする感触からいったら、きっと頼りない感じなんだろうな、と。ところがこれがまるで勘違いだった。
まず、お湯に浸した手ぬぐいの肌触りはとても柔らかくて気持ちよい。石鹸を泡立てるとなおさら。気持ちいいので、頭から足の先までぜんぶこれで洗ってお湯で流すと、これがなんとも泡切れがよい。洗面器のお湯を一回掛けただけでだいたい落ちる。

使用後の手ぬぐいは、手で軽く洗ってハンガーに掛けておけば、部屋干しであってもあっという間に乾いてしまう。これは切りっぱなしの薄い生地のおかげだろうな。これなら雑菌の繁殖も防げそうでいい。
あまりにも気に入ったので数枚追加購入して、ボディソープも液体シャンプーも使うのをやめた。石鹸一個ですべてまかなえる。
あとバイク練習にも手ぬぐいは最高。普通に汗拭きになるし、小さく畳めるからジャージのバックポケットに入れても邪魔にならない。山錬行って湧き水に手ぬぐいを浸して顔や腕や脚を拭ったり、頭に掛けたり、バンダナ風にヘルメットの下に被ってもよし。ちょっと日向に干しておけばすぐに乾く。小さな石鹸も持っていったらさらに使い方が広がりそう。