自転車日記

17年前の記憶

2009 年 3 月、17 年間のブランク後に再開したロードバイク。
まあ少し乗れば体力も感覚も戻るだろう、という軽い気持ちがあったのだけれど、これが実はまったく甘かった。

適当にローラーに乗ったぐらいで山道を走っても、なんじゃこりゃ？という身体の反応の悪さ。加齢の影響も大いにあるのだろうけど、いくら走っても筋肉や心肺機能が昔のように働いてくれない。
で、最近になってやっと理解した。17 年間も走ってなかったら昔のトレーニング資産なんかゼロになるんだ。残っているのは思い出だけ。今は、スポーツなんか何もやったことがない人となんら変わらないレベルであるということ。
でも技術的な知識とかあるじゃん？と思うのも間違い。
世の中の常識は変化し、技術、トレーニング理論、パーツとかのハード面もすべて別物となり、昔の知識しかない自分はメディオ？ソリア？なんじゃソリは？なオヤジと化していた。

が、ここであきらめたわけではなく、新しい理論や技術は吸収し、自分でできる範囲で科学的なトレーニングを半年ほど行った結果、先月あたりから効果が現れ始めた。

まだまだやれそうな予感。
負けたくない、という気持ちだけは以前のまま残っていた。