専用品であること、使い方を知っていること

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自転車いじりにしても DIY にしても、1番やっちゃいけないのが使う工具やパーツ代をケチること。

まあね、いい工具は値段もいいから何回も使わないであろう工具に、何万円も掛けるのはもったいないと思う。じゃあどうするか?

一番いいのは、専門店に持ち込んでやってもらうこと。間違いない。

もし可能であるなら、そこで工具を貸していただいて自分で作業すること。ただし通常は、工具の貸し出しはしない店がほとんどだ。大事な工具を素人に使わせたくないというのは当然のことである。

しかし、機械いじりや DIY 自体が趣味という人間にとって、人様にやっていただくなんてことは端から頭にない。そこで、自分で完遂すべく、自ら高額な工具を購入し、あるいはパーツ単体で購入して、未知の世界に飛び込んでいくのである。

今回はまあしょぼい作業である。窓ガラスに貼り付けた強力な両面テープの除去。

使った工具はこちら。決して値段の張る工具ではなく、だいたい数百円ぐらいで売られている。

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いつものように作業中の画像がなくて説明しづらいのだが、このカッター刃をガラス面とテープの間にもぐり込ませるようにして剥がしていく作業で、通常、よく間に合わせに普通のカッターを使ってしまうところだが・・・こういうタイプのやつね。

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やってみるとその差は歴然。普通のカッターの場合、刃が折れないように気をつけながら、カッターの柄と刃の背を押しながらギコギコやっていく。力を入れにくく時間も掛かり疲れる。

これを専用のカッターに換えると、いままでの苦労はなんだったの?というぐらい、スイスイと刃が入っていくのだ。普通のカッターを使った場合に比べて 1/5 ぐらいの作業時間短縮になるんじゃなかろうか。出来上がりもきれいだ。

硬化した両面テープ剥がしというと、例えばこのような溶剤を使うというのもひとつの手段ではある。

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じゃあ最初からこいつをぶっかければいいんじゃねーの?という人がいたら、そこが知識の無さであったりする。経年劣化でガッチガチに硬化した両面テープは、シンナーをぶっ掛けたぐらいではびくともしないものだ。液体が浸透しない。

そこで、ある程度カッターなどでテープをこそげ落とした後、はじめて溶剤が有効となる。

専用工具を使うということも含めて、ほとんどの作業の出来上がりとそれに掛かる労力、時間などを左右する要因をまとめてみた。

(1)専用品で精度のよい工具を使う(値段の問題ではない)

(2)正しい知識を持つ(トルク管理などの力加減も含む)

(3)工程を記録する(写真を撮っておくとよい)

来週の引越し完了後は、いよいよ家のリフォームを開始する予定。モノがでかいだけに、きっと一生楽しめるに違いない。